英国が世界史の主人公だと思い知らされる『2時間でわかる本』

歴史の謎を探る会『イギリスの歴史が2時間でわかる本 長大な歴史と重厚な文化を持つ英国がたどってきた道のりとは―― 』(KAWADE夢文庫) を読んだ。

通読して思い知らされるのは、イギリスは「世界史の主人公」だということだ。

最盛期は産業革命によってもたらされるわけだが、歴史をなぞるうえでイギリスはヨーロッパ圏はもとより全世界を脇役に回してしまう。例えば、人類史史上で最大の版図を獲得したモンゴル帝国ですら、その功績で東西路が開拓され欧州にペストを広めた存在として位置づけられてしまうのだ。

むろん西欧中心史観であることに疑いはないのだが、実際に世界史で習う範囲を包括的に理解するに役立つだろう。イギリスの歴史を押さえておけば、いわば「背骨」が通ることになり、そこからの相対的な理解で様々なイベントの関係が頭に入って来やすい。

少なくともローマ帝国滅亡〜第一次世界大戦くらいまでは、成り上がっていく過程も含めて主人公然としている。その間実に1500年に及ぶわけだから、「背骨」と呼んでしまって差し支えないであろう。

個人的には、「現代にも続く慣習がこんなにも昔から続いていたのか」という歴史上のエピソードが刺さった。

長い歴史が効率よく圧縮された良書なので気軽に読んでみてほしい。文体も平易で分かりやすく、幅広い人におすすめできる。

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