英語検定 IELTS を受けてきた

今回、英語検定のIELTSを初受験してきた。目標は平均スコアで6.5超だがreadingに苦戦した。正直な気持ちとしては8時の会場入りに成功しただけで自分を褒め称えたい。

資格・検定試験CEFRとの対照表 - 文部科学省(平成30年3月)

スコアで広がる可能性

まず学業を見てみよう。語学学習において「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことの大切さが指摘される。しかしその「英語で学ぶ」を始めるにあたっては CEFR B2 くらいは求められる。たとえばオンライン大学の University of the People であれば学士レベルで6.0が求められる。筆者は同大のMBAコースへ入学したのだが、英語クラスを免除してもらうため6.5を狙っている。ちなみに英検の準1級でも代替できるらしく、対照表を見る限りそちらのほうが達成は容易そうだ。

仕事のビザも見てみよう。たとえばオーストラリアの技術系ビザであれば2019年09月現在、日本で教育を受けてきた場合は全コンポーネントで7.0以上のスコアを得点しなければ門前払いされ申請すらままならない。逆に7.0を達成せずにクリアするのがどれほど難しいかといえば、博士号持ちで5年以上の職歴があり25-32歳であれば、州政府のスポンサーを得て申請は可能になる。それでも足切りスコア6.0は適用されるので、結局のところ英語スキルは必須といえる。

でも安心してほしい。オーストラリアの要件厳格化は産業に悪影響を及ぼすとして批判の対象になっているほど厳しいだけで、他国はそうでもない。ざっくりいえばカナダは overall band score 6.0 程度で、アメリカは英語よりも学歴と職歴のほうが重視される。カナダとの違いでいうとオーストラリアは全てのコンポーネントで 7.0 以上なので不得意な技能があると一気に厳しくなる。その点を考慮すると米国のエリート大学の院レベルに劣らない基準といえる。それを一律でビザ申請者に課しているのだから恐ろしい。裏を返せば英語圏の大学を卒業したほうが手っ取り早い可能性すらある。

対策と傾向

そもそもIELTSは用途ごとにアカデミックとジェネラルに区分分けされている。自分は先述の University of the People の要項に沿ってアカデミックを受験したのだが、readingが最も難しく感じた。難易度順に並べると reading > listening > writing > speaking といったところ。特に speaking はあの設問で CEFR のレベルが測れるのか疑問だった。

日本人の平均バンドスコアは overall 5.8 (academic) で内訳は次の通り。

  • Listening: 5.9
  • Reading: 6.1
  • Writing: 5.4
  • Speaking: 5.6

日本の受験者は語彙を増やせばスコアがあがる reading で善戦しているといったところか。

参考までにレベルごとのボキャブラリーサイズを示しておく。確かにアカデミックのリーディングはボキャブラリー強化が欠かせない印象を受けた。とはいえ見聞きする限り CEFR C1 相当のスコアまでは特殊な環境に身をおかずとも独学で到達できそうだ。

■追記: 成績

結果、目標の 6.5 に及ばず。内訳と各コンポーネントの反省は次の通り。

  • 2019-09-28 (academic) overall 6.0
    • Listening: 6.5 解答用紙に書き写すときスペルが気になってしまい聞き逃した箇所があった。その割に点数は良かった。
    • Reading: 6.0 語彙を増やさなければ太刀打ちできない。
    • Writing: 5.5 難しい語彙や文法を操るスキルを披露するよう意識すべき。
    • Speaking: 5.5 学生でも分かる簡単な話題になっているので、意識的に語彙や文法を披露する話し方をすべき。

ほぼ事前の勉強なしで挑んだので、ここから対策を立てていけばスコアは伸ばせそうだ。今回簡単だと感じた writing と speaking で意外と点が伸びなかったので、日常生活のようにアウトプットするのではなく試験のためにチューニングしたほうがよいと分かった。普段は会話やオンラインチャットの流れを切らないよう自然さや返答の速さに重点をおいているが試験では聴衆向けの public speaking にも使えるくらいの「高尚な話し方」を身に着けたほうがよさそう。

今回受けた academic は選択肢形式が多いので、それに救われた可能性がある。一旦 academic で 6.5 に到達できれば、その後 generic で得点を伸ばせるか見極めていきたい。

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