Kindleが電書のデファクトスタンダードになりつつある昨今の所感🤔
- ①DRMフリー版があってもリーダーを揃えるためにKindleを選ぶことが増えた
- ②Kindleの連続スクロールの使いやすさは圧倒的な正義
- ③公開できるKindleの本棚機能を作ってくれ頼む
■電書のDRMはどうなるか
電子ファイルであっても所有権を認めるDRMフリーは尊い概念ではある。しかしフェーズとして普及するにはまだまだ先な気がする。
いまはAmazon一人勝ち🦁
↓
他社がプラットフォーム間での相互運用性を売りにしはじめる💡
↓
他社からの追い上げによる競争激化🔥
↓
究極の相互運用性としてDRMフリーでの提供開始💥
↓
そして普及へ🎉
もう少し詳細に背景を述べておく。
- アマゾンはプラットフォーマーとして囲い込みしにくいフォーマットを好んで採用することはない。
- 出版物の保護機能を効かせないとコンテンツホルダーである出版社を説得しにくくなる。
- エンドユーザーに所有権を認めてしまうとコンテンツの制御が効かせにくくくなる。コンテンツ管理の主導権がプラットフォーマー側にないと、取りうる施策の範囲が狭まってしまう。
あくまでアマゾンや出版社は営利企業なので、投資に応じた利益がないと動かない。正常な競争があれば、先述のようなコモディティ化する局面に達してエンドユーザーが所有権を得られるような取引形態に移行することが期待できる。
■Kindleの連続スクロール
連続スクロールとは、ページ割付けかがなく、普通のウェブページのようにスクロールしながら読める機能である。
最近は日本語の書籍でも使えることが増えてきて嬉しいが、おそらく入稿までの作業が全然違うと思うので普及までは時間がかかりそう。
■Kindleの本棚問題
読んでいる本はその人をよく表すってのはあると思うけど selfie をやめて shelfie を見せてって流れがあるっぽい。これを手軽にできなくしたKindleの罪は重い。 https://www.theguardian.com/books/booksblog/2013/dec/17/forget-selfies-we-want-to-see-your-shelfies